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賛同人メッセージ 

「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)へ賛同人のみなさまから寄せられたメッセージは以下の通りです。

leaf_one ネットワーク設立の趣旨に賛同し、シンポジウムへの参加を呼びかけます

○青木 悦/ジャーナリスト
 私は今、63歳です。私が子どものころも子どもは貧しさのなかにいました。
 しかし、昔の貧困は、見えました。だから、互いに貧しい者同士、かばい合うことも可能でした。
 今の貧困は見えません。見ようとしなければ、ますます見えません。
 今、子どもを見つめることが、とても大切になっています。
 見張るのではなく、ひとりひとりの子どものかくされた苦しさ(貧困)を見つめたいと思っています。

○青木 紀/北海道大学大学院教育学研究院教授
 子どもや若者の貧困は、これからの日本社会を左右する大事な問題です。いろんな方法で、具体的に、メッセージを伝えていくことが肝要かと思います。微力ながらお手伝いさせて頂きます。

○赤石千衣子/NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事、反貧困ネット副代表
 ひとり親家庭の子どもたちの貧困率は54.3%と発表されました。半分以上のひとり親の子どもたちが貧困にさらされているのです。親の不安定な就労や生活は子どもたちに影響し、不十分な教育しか受けられないまま、社会に出ざるをえません。どんな家庭や状況に育っても子どもたちの育ちが保障されるようなそんな制度をつくっていかねばなりません。このネットワークで私たちの活動がさらに広がり力強いものになることを期待しています。

○秋田喜代美/東京大学教授、日本保育学会会長
 子どもの貧困の問題は、乳幼児期からの子どもの発達権に深く関わる問題であり、現在の保育所・幼稚園・学校教育制度への公的な責任を大人たちがみなで考えていくことが不可欠な問題です。このネットワークにおいても、学童期・青年期の問題と共に、生涯の発達を公的に保障する問題として、家庭の貧困とともに、施設における貧困格差、自治体における貧困格差を保育制度のあり方と人権保障の問題として一緒に考えていくことを願っております。そして経済的貧困への問題対処と同時に、私たちが目指す豊かな社会の像を共同構築していくことが大切でしょう。この意味でこのネットワークの発展に賛同いたします。

○秋山道宏/一橋大学院生、全国大学院生協議会議長
 現在、わたしは、大学院で沖縄問題について研究しています。沖縄出身で必ずしも裕福な家庭ではありませんでしたが、奨学金や授業料減免など限られた公的サポートを利用してこれまで研究を続けてきました。一般的に、このような境遇で大学院まで残り、研究を続けている人は「幸運」な存在だと見られるかもしれません。しかし、子ども・若者の貧困と呼ばれる現状は、運不運ではなく、「正義」か「不正義」かで捉えなければならないと思います。「いかなる境遇の人でも学ぶ意志があるならば学ぶことができる」環境を広げていく。このような「不正義」を正す観点から、多くの人々が「なくそう!子どもの貧困」の取り組みへと連帯し、参加することを願っています。

○浅井春夫/立教大学教員
 この運動の発展には全国ネットの立ち上げは必然です。多くの子どもを大切にする人たちの願いが集まり、勇気の発信基地になっていくことを願っております。この国と世界で「子どもの貧困」を根絶していくために、おとなと子どもの連帯を生み出すネットワークでありたいものです。微力ながら私も努力をしたいと決意しております。

○阿部 彩/国立社会保障・人口問題研究所 国際関係部第2室長
 子どもの貧困に対する憤りを、忘れてはならない。子どもの貧困を、一時の「はやり」にしてしまってはいけない。

○安藤哲也/NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事
 「子どもはいつでも、どこでも危機にある。」
“children at risk, whenever and wherever.”
 われわれ大人が常に子どもたちへの優しいまなざしを持たなければ、貧困をはじめとする子どもの問題はいつでもどこでも起こり得る。大人には子どもを守り、育む義務がある。だから共に考え、行動しよう。子どもの貧困をどうしていくかは、その国の大人たちの見識と成熟が問われているのだ。

○生田武志/野宿者ネットワーク代表、ホームレス問題の授業づくり全国ネット共同代表
 大阪で野宿者支援の活動をしていますが、釜ヶ崎近くの児童館でアルバイトやボランティアとして20年以上、地元の子どもたちと関わりを持ってきました。その子どもたちの中には、お母さんが飛田遊郭(売買春を行なう地域)のセックスワーカーだったり、お母さんが覚醒剤の売人で子どもが顧客リストを持たされていたり、母子家庭でお母さんが時々家に帰ってこなくてお金がない家で子どもが暮らしていたり、といった事情を持つ子もいました。
 最近は各地で小・中・高校なとで「野宿問題の授業」に行きますが、どこの地域でも「子どもの貧困」についての話を先生から聞きます。一人親家庭の増加、親が非正規など、「家庭の貧困」が全国で進行したことを実感します。
 昨年10月に『貧困を考えよう』(岩波ジュニア新書)を出しましたが、そこでは3分の1をこうした「子どもの貧困」の実態について費やしました。
 いま、子どもの貧困は個々の先生や学校の努力によっては解決が難しいところに来ていると感じています。この全国ネットワークが子どもの貧困の解決の糸口になることを期待しています。

○池添 素/らく相談室
 大切な組織の立ち上げは「子どもの貧困」解決に大きな力を発揮すると思います。経済的困難を抱えての障害児の子育てはたいへんです。子どもたちや保護者のねがいを届ける役割が果たせるようにがんばります。
 京都でも、大人たちのネットワークで粘り強く活動を続けています。全国各地で、子どもたちを真ん中にした大人たちのネットワークが広がることを願っています。

○稲葉 剛/NPO法人自立生活サポートセンター・もやい代表理事
 2、3年前から生活困窮者への相談・支援活動の中で、10代、20代の若者に出会うことが珍しくなくなりました。その背景には、子ども時代からの貧困が見え隠れしています。
 また、中高年の路上生活者の方々の話を聞いていると、子ども時代の貧困が一人ひとりの人生に大きな刻印を残していることを痛感します。
 「子どもの貧困」をなくすことは、将来にわたって社会の貧困をなくしていくことにもつながります。
 「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク準備会設立の趣旨に賛同し、微力ながらその活動に協力したいと思います。

○岩川直樹/埼玉大学教授
 いろんなフィールドを訪れるたびに、日本の現代社会の根底に子どもの貧困の問題があることをひしひしと実感しています。それぞれの地域で、異なる持ち場の人びとが、子どもの生活のリアリティをとおして問題とヴィジョンを共有する広場づくりを足場としながら、それらの拠点を結び合う広範なネットワーキングが必要だと考えます。

○宇都宮健児/弁護士、反貧困ネットワーク代表
 子どもの貧困問題の解決は、「貧困の連鎖」を断ち切るための最重要課題であると思います。

○大澤真平/北海道大学大学院
 家族の中に隠されていた「子どもの貧困」が問題視され始めた今も、貧困にある子どもの多くは、それをそれと認識しないまま、その子どもらなりの「当たり前」の生活を送っています。その中で、ネットワークの設立は貧困にある子どもに偶然ではなく必然として支えの手が届く、そのような社会の在り方を築く大きな一歩になるだろうと思っています。

○大山典宏/社会福祉士
 貧困に苦しむ子どもたちは、必ずしも「非人間的な大人に苦しめられる、可哀想な子どもたち」ではありません。むしろ、学級崩壊の引き金となったり、万引きを繰り返したり、地域の不良グループの中心になったりといった「地域のやっかいもの」であったりします。彼ら、彼女たちの背後にある社会問題を分析し、誰にでも共感してもらえる解決策を提案していく。
 現場で働く専門職の一人として、感情にのみ流されることなく、地に足のついた議論をしていきたいと思います。

○小山内美江子/脚本家、JSP学校をつくる会代表
 病む子には薬を、傷を負った子には適切なリハビリを、そんなあたり前のことが失われると、私たちの国も、人々も亡びます。そんな社会を進歩の結果だなど、誰にも言わせない。

○片山知行/全国父子家庭支援団体連絡会代表
 全父子連へも、育児・家事と仕事のバランスが簡単に崩れ、貧困に陥る父子家庭の報告があります。ひとり親にとって、ワークライフバランスは、究極の綱渡りのバランスを要します。父子家庭への児童扶養手当の支給は、通常国会で予算通過、法改正で支給される見込みです。ですが、それだけでは足りず、父子家庭を含むひとり親の就労支援も課題だと強く感じております。子どもの貧困は、親の貧困に直結します。なんとか打開したい!

○加藤彰彦(野本三吉)/沖縄大学教授、沖縄子ども研究会発起人代表
 子どもの生活する地域に、子ども支援センターのようなセーフティネットがつくられることが必要です。
 そのための法的、経済的支援が求められていると思います。

○河添 誠/首都圏青年ユニオン書記長
 貧困ななかで育った子どもが、もっとも無権利で劣悪な労働条件の労働現場に入っていっています。この状態が放置されるならば、それは差別を容認することになると思います。あらゆる貧困をなくさなければなりませんが、その重要なひとつの課題として「子どもの貧困」をなくすためのネットワークが結成されることを歓迎したいと思います。私も微力ながら協力したいと思います。

○吉川 徹/大阪大学人間科学研究科准教授
 これからの日本を背負って立つ若い人たちすべてに、6・3・3の12年の学校教育を受ける機会を保障しましょう。

○後藤道夫/都留文科大学教員
 子どもの養育、教育の基礎的条件は公的に保障されるべきです。そのための法制度の整備は、今のような長期不況期にこそ、急がれるのではないでしょうか。

○小西祐馬/長崎大学教育学部教員
 OECDの報告によると、子どもの基本的学習環境の整備状況をもとにした「教育的剥奪度」のランキングで、日本はメキシコ、トルコ、ギリシャに次いで4番目に悪い数値でした(OECD『Doing Better for Children』)。貧困は、見えないところで、さまざまな局面で、子どもに影響を与えています。状況を改善する運動の必要性を実感しています。

○斎藤貴男/ジャーナリスト
 さすがの日本の政治も、雇用関係における貧困・格差の問題には、それなりの目を向けるようにはなってきました。
 が、子どもの貧困、それと教育、児童福祉との関係などについては無関心か、むしろ自民党政権以上に冷淡(一部の領域を除いて)であるように見受けられます。
 そのような折に「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)が設立されることには、大きな意義があると考えます。
 私自身も微力ながら、活動に寄与していきたいと思います。

○佐藤洋作/NPO法人文化学習協同ネットワーク代表理事
 子どもや若者のひきこもりの背景にも昨今の貧困が影を落としています。
 子どもたちが学び発達しながら社会的自立を成し遂げていくためには、学校教育はもちろん、福祉、医療、労働などの専門機関や民間支援団体のネットワークによって総合的で継続的な支援が必要になってきています。呼びかけ趣旨に賛同し、ひきこもり支援の現場から準備会に参加させていただきたいと思います。

○汐見稔幸/白梅学園大学・同短期大学学長
 「子どもが忌避される社会」という本があります。お茶大の本田和子先生の御著書ですが、なるほどと思います。NHKのクローズアップ現代という番組で、都内などの児童公園で子どもが遊ぶのがうるさいからなんとかしろという声が役所に届く。仕方なく「この公園では声を出して遊んではいけません」という立て札を出した、という例が紹介されました。まさに子どもが忌避されているのですね。この番組で、訴えた高齢者が昔はうるさいと思わなかった、今はなぜかそう思う、といっていたことが示唆的です。番組ではその違いは、昔は子どもの顔と名前が一致していた、つまり子どものことを知っていた。そういうときはうるさく思わなかった。今はどの子のことも知らない。知らない子どもの声は雑音にしかならない、と説明していました。その通りだと思います。
 子どもは疎まれる可能性のある存在です。でもあの子は病気だったのに元気になったね、とか、あの家は離婚したのに頑張って育てたね、とかを近隣の人が知っていたら、その子のことをみんなで励ますはずです。子どもは子どもであるだけでかわいがられるわけではないのです。みんなが支え合って生きている実感があればあるほど、マイナーな存在である子どもや障害者の育ち、生活を応援したくなるのだと思います。
 子どもの貧困は、支え合わなくなった社会の負の側面の象徴ではないかと思います。子どもの貧困を子どもの問題とするのではなく、大人の問題として取り組むことを期待します。

○清水康之/NPO法人自殺対策支援センター ライフリンク代表
 子どもが夢を持てる社会にすることは、大人としての最低限の責務だと思います。「社会って捨てたもんじゃない」「大人って捨てたもんじゃないな」って、一人でも多くの子どもたちに思ってもらえるように、私たち一人ひとりが懸命に行動していきましょう。行動することを通して、子どもたちにメッセージを伝えていきましょう。

○新川明日菜/NPO法人Wink理事
 私は母子家庭で育ちました。
 その為、周りの友達との経済格差を感じてきました。
 教材費や給食費の支払いが遅れ、毎月支払い袋をみんなの前で渡されること、プリントの保護者氏名覧に父親の名前が書けないこと、
 家に帰っても誰も宿題を見てくれないこと。
 とても悲しく、嫌だったことを覚えています。
 それから、学校行事やPTAに参加している周りの母たちを見て羨ましく思っていました。
 友達の家の一家団欒にも強く憧れていました。
 同じように寂しい思い、悲しい思いをしている子どもたちを減らしたいです。
 私のような思いをしてほしくないです。
 その為に支援ができればと思います。

○塚田幹人/学費ZEROネット東京代表
 学費ZEROネット東京が37学園1644人から集めた実態調査アンケートには、高い学費に苦しむ深刻な実態が寄せられました。
 「食費を削る」学生は31%、「バイトで睡眠時間を削る」学生は19%にのぼり、「食費を抑えたり、昼食を抜くなどしてなんとか生活している。」「時間にも心にも余裕がなく、大学の講義中疲れて寝てしまう。」など健康と勉学が脅かされています。
 「親が借金をした」「親は土日も働こうかと悩んでいる。これ以上働くと病気になるのではと心配。」など学費負担が家族にも重くのしかかっています。「奨学金に加えて親に借金をしてもらっていて、自身の卒業後の借金返済についての不安と親に対する後ろめたさを感じている。」など、39%の学生が家族や親せきに申し訳ないと答え、精神的にも負担となっています。
 「私学よりも、学費の安い公立大学への進学を考えた。」など、進路選択の幅が狭められ、「知人で何人も学校をやめた。」「兄弟のために大学進学をあきらめた友人がいる。」など進学を諦めたり、中退を余儀なくさせられる学生も増えています。
 私たちはこのような実態を変えようと、東京都や国に要請に行き政治に働きかけたり、署名の協力を学園や街頭、各人のつながりに広く呼びかけ、学費負担軽減・高等教育予算増の世論をつくってきました。1月18日には、東京で9700筆(全国で18000筆)の署名を国会に届けています。私たち学生が声を上げれば社会は変えられるとの確信が広がっています。
 子ども・若者が、貧困と格差のために成長を阻まれることなく、希望をもって学び成長できる社会を目指して、ともに力を合わせましょう。

○津田知子/社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事業部日本マネージャー
 子どもの貧困は、子どもの権利からみても、許されるべきことではありません。
 すべての子どもが希望と夢、あらゆる機会を持てるように、子どもたちとともに、活動していきたいと思います。

○坪井節子/弁護士、社会福祉法人カリヨン子どもセンター理事長
 家族の暖かい愛の中で育つことができず、心身ともに傷つき、ひとりぼっちで放り出された子どもたちに、安心して生活することのできる場、一緒に暮らす仲間、十分な医療、中断していた学習の再開、希望の持てる仕事、喜びを感じることのできる遊びや活動を。
 「大丈夫。一緒に考えよう。ひとりぼっちじゃないんだよ。あなたは大切な人。」

○都留和光/社会福祉法人二葉保育園 二葉乳児院院長
 未来のたから(財産)であるこどもたちを守るために「なくそう!子どもの貧困」に賛同いたします。ネットワークを拡げ、絆つくりを行い日本で生れてよかったと思われるような活動を私は行っていきます。

○寺内順子/大阪社会保障推進協議会事務局長
 いま日本の子どもたちの貧困の実態は先進国とは思えない状況です。けれども憂いている場合ではありません。何とかしなければと思っている大人たちが寄ってたかって、いますぐ動かなければなにも変わらない。そして全国ネットから地域ネットへ。大阪でもそうした動きを作りたいと思っています。
 こどもたちはこの国の未来であり、私たちの宝。こどもたちが幸せな子ども時代をすごせるように、大人たち、結集し動きだしましょう。

○中嶋哲彦/名古屋大学大学院教授、中部教育学会会長
 この全国ネットワークの活動を通じて、子どもの貧困を根絶するために真に実効性のある子どもの貧困対策基本法の制定を促すとともに、既存の法律の実施状況を市民の視点にたって方向づけ監視できるようにしたいものです。そのためには、私たち自身の貧困を捉える視点をさらに鍛え、貧困の実態を客観的に把握し記述し、さらにまだ見えていない子どもの貧困を発見する努力が益々重要になってくると思います。このネットワークが子どもの貧困根絶を目指す全国的な交流の基盤となるよう期待します。

○中西新太郎/横浜市立大学教授
 職のないまま今年3月に卒業する高校生たちが大量に出現します。困難を抱えている子どもたちにより大きな負胆がのしかかる現実を変えるため、広く社会に訴える運動と見通しのある政策が必要と感じます。

○野田正人/立命館大学(産業社会学部)教授
 格差と貧困が、やっと社会的に認知されるようになってきました。しかし、まだまだ、単に本人の努力の問題ととらえられるなど、課題が残されています。
 とりわけ子どもの貧困については、保護者の責任のように言われるだけで、十分な課題の掘り起こしと、社会への訴えがなされていないと強く思います。
 非行を専門とする私にとって、その背景の児童虐待と、そのまた背景に見られる子どもの貧困は、もっとも大きな社会的課題だと考えています。
 そこで、子どもの貧困を正面からとらえ直すため、より広いネットワークが求められています。多くの皆さんの参加を呼びかけます。

○野元弘幸/首都大学東京、保見ヶ丘ラテンアメリカセンター代表
 日本社会の多文化・多民族化がすすんでいます。多様な言語的・文化的・民族的背景を持った子どもたちが、自らの母語やアイデンティティを保持しながら自己実現できるよう支援していく必要があります。公立学校での多文化教育やバイリンガル教育を実施していくほか、外国人や民族的マイニリティの子どもたちが通う外国人学校・民族学校を公的に支援する必要があります。

○比嘉勝子/沖縄なかまユニオン代表
 奨学金の無償化へ向けて、たくさんの方々の声を国に伝えて行きたいと思います。
 奨学金返済ができない問題は、子ども達から労働者の私たち同世代の問題へと拡大しています。共に知恵を出し合い社会へ訴える力をつけて行きましょう。

○平山みずほ/「熊本・奨学生1億円募金活動」高校生自主活動部代表
 熊本では、授業料滞納者も増加し、退学者も急増している状況の中、私たち熊本高校生自主活動部では、1億円奨学生募金活動を行なっています。私たちの仲間が学費が払えず学校を辞めないで済むような社会を一刻も早く創っていけたらと思います。学費無償化は公立だけで、学費の高い私立に通う高校生には格差がまだ続くのでしょうか。私学も公教育であり、国が公費として無償にすべきなのではないでしょうか。日本では、いまだ、貧困はなくなりません。
 世界で2番目の貧困国=日本 私たち高校生は、この現実を真正面に捉え、解決していきたく思います。熊本高校生自主活動部は、今回の「なくそう〃 子どもの貧困」の趣旨に賛同し、今後も九州の地方で頑張っていきたいと思います。みなさん、共に貧困をなくすために共に頑張りましょう。

○福田 耕/学費ゼロネット代表
 私たち学費ゼロネットは名前の通り、「学費ゼロ」と「学費で苦しむ人をゼロにする」ことを実現するため、これまで学費実態調査アンケートにとりくみ、学費軽減を求める学生の声を届ける議会要請を行ってきました。
 その中で私の出会った、京都の私立大学に通う1回生の女性は、4人きょうだいの一番上で、親は自営業でしたが、一昨年、不況のために会社を閉めてから生活が激変しました。今は日本学生支援機構の第一種・第二種奨学金、月17万円を借りていますが、ほとんどが家庭の生活費になっていて学費にはまわせません。
 家族は「体も弱いしあまり無理しない方がいい」と気遣ってくれますが、機嫌が悪いと「定期代ぐらい自分で稼ぐって言ったやん」「何で大学行ってるん?働けや」と言われるそうです。彼女は「親に申し訳ない。私がいなかったらその分のお金浮くんですよ」と自分を責めていますが、どうしてこんなに彼女が苦しまなければいけないのでしょうか。
 多くの学生が彼女のように耐えがたい学費負担に苦しんでいます。学費軽減は待ったなしの課題です。ともに力を合わせてとりくみを広げましょう。

○古田足日/児童文学者
 実際的な行動はできませんが、子どものいのちを守り、可能性の花を開かせたい、と願っています。

○堀場純矢/日本福祉大学社会福祉学部准教授
 「子どもの貧困」問題は、現実には好景気の時も存在していたにも関わらず、これまで社会福祉に関する研究者の間でもほとんど議論されることがありませんでした。それが近年の労働法制の規制緩和や世界同時不況を背景として,問題が顕在化し,社会問題としてようやく認識されるようになってきました。
 この問題を一時的な流行で終わらせることなく、この機に本会のように幅広い分野の関係者が集まり、社会的にアクションを起こしていくことは本当に重要なことだと思います。当日は参加できませんが、主催者のみなさんの活動に敬意を表すとともに、私自身もこれまで以上に児童養護問題に関する研究や運動をとおして社会に問題提起をしていきたいと思います。

○本田由紀/東京大学大学院教育学研究科教授
 この社会に・世界に生まれてきてくれた子どもたちに、生まれてきてよかったと思ってもらえる社会を・世界を作ることは、彼らを迎える大人たちが担うべき基本的な責務です。

○松本伊智朗/札幌学院大学人文学部教授
 子どもを不幸せにする世の中に、未来はありません。子どもに笑顔があふれる世の中のほうが、大人も元気が出るに決まっています。子どもの貧困への取り組みは、心で泣いている子どもをひとりでも減らすための、大事な一歩です。

○宮本みち子/放送大学教養学部
 子どもは誰でも、良好な生育環境のなかで育てられれば大きく伸びていく可能性をもっています。ところが、子ども時代を貧困な家庭で育つ子どもたちは、お金がないというだけではなく、愛情と信頼のある人間関係、心身の安全と安心、学力、自尊意識、他者への信頼など、人間として大切なものを剥奪されてしまいます。子どもたちは、大きなハンディを抱えて人生を送らなければならなくなるでしょう。このような子どもが増えている日本の現実に歯止めをかけることが必要です。

○村澤潤平/新聞奨学生SOSネットワーク
 新聞販売店の業務に従事する代わりに学費を借りることができる新聞奨学生制度は本来、家庭に経済的な余裕が無い進学希望者を救うためのセーフティーネットのはずでした。しかし、一部では募集パンフレットや労働法を無視した条件で働かせる「債務奴隷」を集めるための「貧困ビジネス」と化しています。辞めたくとも「即日一括全額返済」「親の連帯保証人」という契約で逃げられないように縛っているその背景のひとつに間違いなく「子どもの貧困」が存在します。
子どもたちに「夢をもて」「勉強しろ」と口にしながら、その夢や学習意欲に寄生し私腹を肥やす大人たち。「天下の公器」すら「子どもの貧困」をも「貧困ビジネス」のターゲットにしてしまう今の日本がまともなはずはありません。ともに変えてゆきましょう。

○森川 清/弁護士
 すべての子どもたちがのびやかにすごせるように、子どもに関わる貧困問題の解決は急務です。
子どもの問題については、さまざまな分野で活動されている人たちが、ネットワークを形成して、子どもに関わる貧困問題の解決の糸口を見いだし、子どもの貧困を終わらせるよう、私もがんばりたいと思います。

○森田ゆり/エンパワメント・センター主宰
 当事者である高校生、大学生、子どもたちの参加の重要性をもった全国ネットの設立であることに、共感します。
虐待、いじめ、DVなど子どもの受けるさまざまな被害を総合的に研究する「子ども被害者学」(フィンケルホー博士の提唱)の日本での展開を推進しています。「貧困」もまた被害の一つとして見る視点を明確に打ち出す必要があります。このネットワークに期待しています。

○森本早紀/あしなが育英会大学奨学生、第21回遺児と母親の全国大会会長
 私自身、一般的に貧困家庭といわれる家庭で育ちました。私の場合は父を病気で失ったことがきっかけで、母と兄の少ない収入で生活をしていました。どんなに働いても、お金がない。怠けているわけじゃないのに、甘えているわけじゃないのにいつまでもつらい生活を強いられている家庭は数知れません。
 子どもが子どもらしく夢を描ける社会のため、貧困から抜け出す第一歩である、教育機会が皆に平等に保障される世の中にならなければいけません。
 私にできることは、自分の体験と想いを、できる限り多くの人に届けること。
 このシンポジウムに参加させていただくことに心から感謝いたします。

○湯浅 誠/反貧困ネットワーク事務局長
 大人たちのようにしつこく「自己責任」を問われない子どもたちの貧困は、貧困問題の本質をもっとも純粋な形で表しているとも言えます。そして、子どもの貧困が十年後二十年後の親の貧困に至るのを知るとき、私たちは改めて問題の深刻さに思い至ります。
 子どもの貧困問題を解決するためには、住宅や教育費用、それに親の就労環境など、あらゆる社会問題に積極的に着手する必要があります。それは、日本社会の“かたち”を問う取り組みとなるでしょう。
 一緒に、さまざまな取り組みの輪をつなげ、広げていきたいと思います。

○吉田恒雄/駿河台大学教授、児童虐待防止全国ネットワーク理事長
 親の生活困難により、子どもを十分に世話することができず、結果としてネグレクトという虐待に至ってしまうことがあります。経済的困難が親のストレスを引き起こし、子どもへの暴力につながることもあります。
 虐待した親への治療的対応や被虐待児へのカウンセリングなど個人を対象とした虐待対策はもちろん重要ですが、「貧困」問題にきちんと取り組まない限り、子ども虐待の抜本的解決にはつながりません。「子どもの貧困」にかかわるさまざまな団体が互いに手を取り合って、「子どもが安心して生きていける社会」の実現に向けて活動を始めましょう。

○吉田雄大/弁護士
「子どもの貧困」の広がり、深刻化は弁護士業務のさまざまな場面でも実感します。こうした取り組みが全国的な広がりをもつことに強く賛同します。微力ながら私も全力を尽くします。

○渡井さゆり/特定非営利活動法人社会的養護の当事者参加推進団体日向ぼっこ理事長
 私も貧困家庭で生活していました。トイレの水を流すことすら母親にとがめられ、子どもながらにみじめさを感じていました。そんな私を救ってくれたのは、社会的養護の仕組みでした。母子生活支援施設・児童養護施設で生活することができ、生き延びることができました。しかしながら、心の面でのケアは充分ではなく、18歳で退所した後、「どうして生きなくてはならないのか」「どうやって生きていけばいいのか」悩まされました。
 子どもの貧困を次の世代にも連鎖させてしまわないよう、もっと社会全体で取り組まなくてはなりません。どんな家庭に生まれても、罪のない子どもには幸せな子ども時代が保障されるように、手を取り合いましょう!

○渡辺由美子/子どもHAPPY化計画共同代表、特定非営利活動法人キッズドア理事長
 私自身、1年前までは、日本で「子どもの貧困」があるとは思ってもいませんでした。ただ、日々子育てをする中で、「なんでこんなにお金がかかるのだろう?」「払える家はいいけど、払えない家はどうしているんだろう?」という疑問が常にありました。お稽古に通える子と通えない子、塾に行ける子と行けない子、野球やサッカーチームに入れる子と入れない子、最新のゲームを持てる子と持てない子、家族で旅行に行ける子と行けない子、高校に行ける子と行けない子、常に選択の場面であきらめざるを得ない子どもたちがたくさんいます。そして、最後には、夢や希望を持つ事をあきらめます。
 子どもたちは、大きなポテンシャルを持っています。まずは大人が「子どもの貧困をあきらめない」姿勢を見せる事で、困難な状況にある子どもたちにも再び夢や希望を持てるように、そしてすべての子どもが将来の日本を支える存在になれるよう、お手伝いさせていただきます。

○綿貫公平/全国進路指導研究会常任委員長、中学校教諭
“お金があれば何とかなる”社会は、子どもたちに“お金がなければどうにもならない”社会を描かせ、“お金がすべて”のように錯覚させている。学校の教室には様々な子どもたちがいる、家庭の経済的な格差が、未来を左右するのでは、一緒に(ともに)夢や希望を語り合うことは難しい。“生きさせろ!/学ばせろ!/働かせろ!”多くの若者たちと連帯するためのいっぽ。

(五十音順・敬称略、メッセージを寄せていただいた賛同人の方のみ掲載。2010年1月28日現在)



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カテゴリ: 準備会

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