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3.16院内集会を行いました 

 3月16日、「卒業クライシス院内集会第2弾~希望するすべての子どもに定時制高校進学を!~」を衆議院第二議員会館にて行ないました。高井美穂文部科学大臣政務官や文部科学省の担当官、厚生労働省職業能力開発局課長など、政府関係者も出席。また中根康浩衆議院議員をはじめ、衆参与野党問わず、多くの国会議員の参加がありました。
 今回のテーマは定時制高校。兵庫、神奈川、東京、埼玉の各地から、定員オーバーが相次いでいる入試状況や統廃合問題といった定時制高校が抱える現状についての報告がありました。
 教え子二人とともに夜行バスで駆けつけてくれたのは、夜間定時制の兵庫県立神戸工業高校に勤めている南悟さん。南さんは生徒たちに短歌を教えており、当日も生徒たちが書いた色紙を多数紹介しながら、定時制高校の日常のようすと居場所としての重要性についてお話いただきました。

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 つづいて、南さんの教え子である、山口雅輝さん(16歳)と田中政充さん(16歳)がそれぞれの思いを語ってくれました。山口さんは中学1年生から不登校をしていたものの、将来への不安から定時制高校へ入学。以来、朝は市役所の食堂で働き、夕方に登校する毎日。「定時制高校で田中くんのような友だちと出会えたのがうれしかった。不登校して以来ずっとひきこもっていたけど、いまのところ皆勤賞で通っています」と、笑顔で語っていました。また田中さんも「友だちとの出会いを通して、やっと自分の居場所を見つけられた気がした。全国的に定時制高校の統廃合が進んでいるが、こうした居場所をなくさないでほしい」と、参加者に呼びかけました。
(当日参加された小熊さんに当日の模様をまとめていただきました。ありがとうございました)

 なお、参加者は全体で約80人。議員9人、秘書9人のほか、文部科学大臣政務官高井美穂さん、文部科学省担当課長他6人、厚生労働省課長がご出席くださいました。お忙しいなかありがとうございました。当日発言してくださった兵庫、神奈川、東京、埼玉の先生方や生徒さんのほか、大阪、京都、愛知の先生からも、リアルタイムで厳しい定時制高校の入試情報が寄せられています。引き続き、各地の情報をお寄せください。

カテゴリ: 準備会